かみ合わせのオーバー、アンダーについて
子犬の譲渡価格を決める要素の一つとして、歯のかみ合わせがあります。
よく、
「かみ合わせ:オーバー」
「オーバーショット」
「アンダーショット」
「アンダー」
という表現が子犬の説明の中で出てきますが、
これらはすべて歯のかみ合わせの状態を差しています。
かみ合わせの状態は、下の4つに分類されていて、
ほとんどの犬種について理想とされているのが、シザーズバイトです。
逆に、全犬種について、良くないとされているのが、オーバーショットです。
オーバーショットであっても、微小な程度であれば、
日常生活には何も問題が生じないことがほとんですが、
欠点として考慮されるので、オーバーショットの子犬は
譲渡価格が多少お安くなります。
★シザーバイト
犬の正しい噛み合わせの見本とされています。
上の前歯の裏面に下の前歯の表面が接触している噛み合わせです。
鋏状咬合(はさみじょうこうごう)とも呼ばれています。
★レベルバイト
上下の前歯の端がきっちりとかみ合う噛み合わせで、
水平咬合(すいへいこうごう)、とも呼ばれています。
★アンダーショット
いわゆる “受け口”のことです。
例外的に、ブルドッグはこれが良いとされています。
★オーバーショット
いわゆる “出っ歯”のことです。
すべての犬種で、ふさわしくない状態のかみ合わせですが、
ほとんどの場合は、生活していく上で支障のないことが多いです。