フィラリアってなに?

フィラリアとは犬に寄生する寄生中で、おもに犬の心臓や肺の動脈に寄生します。
感染経路は、「蚊」による吸血になります。蚊の活動する4〜5月から10〜12月の時期に
蚊が血を吸うときに蚊から脱出して犬の皮膚内へ侵入し、 犬の体内へ感染してしまいます。
蚊に刺されやすい環境にある屋外で飼育される犬種では寄生率が高く、
蚊に刺されにくい環境にある室内で飼育される犬種では寄生率は低いです。
フィラリアが犬に寄生することによって様々な形で犬の体調を悪くする病気をフィラリア症といいます。

フィラリア症の予防について

フィラリア症は、しっかり予防によって防ぐことのできる病気です。
毎年、予防時期が近づいたら掛かりつけの獣医さんでフィラリア感染の検査を実施し、
陰性であることを確認後に、予防していきましょう。

フィラリア予防薬には、
1.首の後ろなどに滴下するスポットタイプ(塗布薬)
2.年1回の注射薬
3.月1回内服薬
がありますが、安全で効果のある3の内服薬の投与を勧めている動物病院が主流です。
2の注射薬は、まだ歴史の浅い方法で犬の負担を考えるとお勧めできません。
内服薬は、
錠剤タイプ、顆粒タイプ、ジャーキータイプなどの種類も豊富です。
錠剤は飼い主が見ていないところで吐き出していることがあるので注意が必要です 。
顆粒はフードに混ぜたり飲み水に混ぜたりして服用します。
ジャーキータイプを好む犬は多いですが、他のタイプに比べ割高のようです。

ここからは内服薬での予防に絞ってご説明しますが、
毎年、蚊が活動する時期に定期的にお薬を飲ませてあげれば心配はありません。

大切なことは、
必ず1ヶ月ごとに薬を飲ませること。
そして、薬を飲ませ始めるタイミングと終わらせるタイミングを守ることです。

フィラリアが体内に入ってから心臓や肺の血管に移動する準備が整うまでに約2ヶ月かかります。
フィラリアの感染幼虫が体内に入っても、これらが皮膚の下の表層で滞在している間は、
犬の体調に変化はありません。ですので、どんなタイミングで体内に侵入しても、体内移動を
開始する前に体内のフィラリア虫を全滅させることができる間隔(1か月)で投薬すれば良いのです。

毎月1日、毎月10日といった形で、覚えやすい日を設定して、確実に飲ませてあげてください。
投薬を始めるタイミングの目安は蚊が飛ぶようになってから1か月以内。
投薬を終えるタイミングの目安は蚊がいなくなってから1か月後。
になりますが、お住まいの地域によってばらつきがありますので、
投薬期間は、かかりつけの獣医師の先生の指示に従ってください。

子犬のフィラリア予防はどうすれば良い?

まず、感染の検査ですが、
成犬の場合は、毎年血液検査で陽性・陰性の判定を行う必要がありますが、
生後7ヵ月齢未満の子犬にはフィラリア感染の可能性がないので検査の必要はありません。
また、同じ理由から、感染が起こらない時期(12月〜3月)に生まれた子犬も、
次の春の予防開始前まで検査は必要ありません。

予防薬の投与は子犬でも必要です。
生後2か月くらいであれば、投薬を行うことが可能ですし、一ヶ月未満の子犬にも投薬可能と
いわれる安全性の高い予防薬もあります。かならず獣医としっかり相談したうえで、
予防するようにしましょう。

しっかり予防していれば100%感染を防げます。

上で説明してきたとおり、フィラリアはきちんと予防をすれば感染を防げる病気です。
予防効果100パーセントの薬があるのにフィラリアにかかってしまうとしたら、
それは飼い主の怠慢、飼い主の責任になるのです。
フィラリアにかかったワンちゃんは、多くの場合は苦しみながら最期を迎えます。
大切な家族をそんな悲しい目に合わせないために、確実にフィラリアの予防をしましょう。