ビーグル

大きな垂れ耳が愛くるしい、甘えん坊の「スヌーピー」
スタミナがあるので、十分な運動量を確保して肥満にも注意が必要です。

ビーグルのブリーダーを探そう!

子犬選びのポイント

ビーグルは皮膚に湿疹やフケがないか、涙や目ヤニが出ていないかを確認。垂れ耳の中が汚れていたり、臭わ
ないかもチェックしましょう。歩行の様子やかみ合わせの他、出ベソに見えるヘルニアがないかも確認します。

外観と性格の特徴

「スヌーピー」のモデルとしてもおなじみの犬種。
犬種名の由来は「小さい」を意味するフランス語とされ、ハウンドの中で最も小型ですが、ボディは頑丈。
頭部は幅広いドーム状で、長い垂れ耳は先端に丸みがあります。風雨に耐える硬い短毛が密生しており、毛色
はレバー以外のハウンド・カラーであれば制限はありません。ピンと立った尾はわずかにカーブしていて、先端
はホワイト。
明るく快活で遊び好き。穏やかで人懐こい性格が特徴です。独立心が強いものの、飼い主や家族には素直で
甘えん坊です。

運動、手入れと健康管理

小柄ながらスタミナ十分なので、朝夕2回、各30分は引き運動を行います。猟犬時代の習性で気になる臭いを追わ
ずにいられず、探索に夢中になって迷子になることも。運動の際にはリードをつけるか、囲いのある安全な広場で
運動させるようにしましょう。
椎間板ヘルニアになりやすい犬種なので、背骨に負担のかかる過度の運動や肥満には注意が必要。食いしん坊
なので、食事量のコントロールをきちんと行いましょう。
短毛で抜け毛が少なく、被毛の手入れは簡単。獣毛ブラシで週1〜2回ブラッシングしたり、固く絞った布でふく程度
でOKです。時々手のひらや指を使い、頭部から尾にかけてマッサージをしてあげましょう。垂れ耳は蒸れやすい
ので耳掃除も定期的に行い、外耳炎を予防します。

行動特性としつけ

「森の声」と表現される、よく響く声の持ち主。集合住宅や都市部では、飼ってから「叱ってばかり」にならないよう
状況に無理がないかを確認しましょう。むだ吠えをしないようしつけの徹底も必要です。甘えん坊で、一人ぼっちで
いると人恋しくて鳴くため、留守がちな家庭にはおすすめできません。
運動の際に気になる臭いを追って迷子にならないよう、呼び戻しの訓練も不可欠です。利口ですが、強情な面も
あるのでしつけには時間がかかります。上手にほめながら、根気よく取り組みましょう。