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19世紀後半のイギリスで作出され、当初はドッグレースの競争犬として活躍しましたが、
現在では、グレーハウンドにその座を譲り、性質がとても穏やかで人との共生を好む犬種なので、
ヨーロッパを中心に、家庭犬やショードッグとして愛好家に愛されています。

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子犬選びのポイント

四肢の骨をはじめ、骨格がしっかりしていることを確認しましょう。
四肢のふんばりがきいているか、歩き方が自然かも観察しましょう。
皮膚の湿疹、目や耳の中の汚れがないか、かみ合わせが正常化などもチェックしましょう。

外観と性格の特徴

グレーハウンドのほぼ半分の大きさで、早く走るのに適した流線形の体型をしています。
幅が狭いボディは筋肉質で胸が深く、腰は力強いアーチを描いています。
四肢は細くて長く、頭部も細長く、目は卵型で暗色です。マズルは細長いですが、
あごは頑丈で、かむ力は強力です。後方に寝たローズ耳は緊張すると直立立ちになり、
細長い尻尾は動いているときは、上向きにカーブを描くのが特徴です。

温厚でやさしく、飼い主や家族にとても従順で、小さな子供に対してもおおらかな態度を示します。
愛情豊かでいつも飼い主のそばにいたがります。
警戒心が強いですが、無駄吠えはあまりしない犬種と言えます。

運動、手入れと健康管理

家庭内では大人しくできる犬種ですが、運動が大好きなので、ストレス発散の意味でも
朝夕2回、できるだけ長い時間散歩に出かけて、十分なひき運動などを行ってあげましょう。
小動物を追いかける習性があるので、運動の際は必ずリードをつけましょう。
きちんとしつけができていれば、ドッグランなどの安全な広場で思いきり走らせてあげると喜びます。
スマートな体型を維持するために、食事の管理もしっかりと行いましょう。
体臭があなりない、抜け毛もすくないので、被毛は時々ブラッシングしたり、
湿った布でふいてあげる程度で十分です。
寒さに弱いので、冬場は服を着せてあげたり、暖房をしっかりして、温かく過ごせる
環境を整えてあげましょう。

行動特性としつけ

家の中ではおとなしいものの、外では非常に活動的です。ウサギ追いやネズミとりに使われていたため、
本能的に小動物を追いかけようとします。子犬のころからマテやコイなどのトレーニングを徹底させる
ことがこの犬種には大切でしょう。頭も良く利口で物覚えも良いほうですが、やや臆病で
デリケートな面があるので、強く叱ったりせず、褒めてあげるコミュニケーションが大切です。

体格のデータ

中型犬のウィペットの体高は、
オスが 47cm〜51cm
メスが 44cm〜-47cm
体重は、10kg〜13kg程度で、いかにもスピードがありそうなスマートな流線型をしています。

ウィペットの被毛、毛色

被毛は、
短毛で硬く、光沢があり滑らかなさわり心地です。
抜け毛は少ないほうなので、手入れは簡単な犬種です。

毛色は、
いろんなバリエーションがありますが、
主には、ホワイトを基本に、ブラック、ブルー、フォーン、レッド、ブリンドルなどでしょう。